麻薬施用者免許の更新

今日は愛知県庁に麻薬免許の更新に行きました。
愛知県庁
写真は愛知県庁です。お城の天守閣のようになっているのが特徴です。

動物病院で麻薬を使うの?と思われるかもしれませんが、従来から猫の麻酔薬として重用されてきたケタミンという薬が2007年に麻薬指定され、獣医師免許とは別に麻薬免許を持っていないとケタミンを扱うことができなくなってしまいました。
それを機に麻薬免許を取得する獣医さんが非常に増えたのです。

また、麻薬指定の薬といっても特別に副作用の強い薬というわけではなく(安全性の高い薬ではありませんが)、適切な使用により強い鎮痛・鎮静作用が得られます。その反面、人間が使った場合に精神的な依存性を生じる薬でもあります。動物では依存性に関しては使用をコントロールできるのであまり問題にはなりません。

ところで、動物は痛みを感じづらいと言われていたのは一昔前。
動物も人間と同じように痛みを感じ、手術などによる痛みが治療成績を悪くすることも明らかになりました。
実は従来使われてきた麻酔薬では手術に伴う痛みを十分に抑えることができません。強い痛みを抑制するためにはケタミン以外にも麻薬指定されている強い鎮痛作用を持った薬を用いる必要があるのです。

当院ではもちろん去勢手術や避妊手術でも麻薬などを用いた痛み管理を行っています。
しなかった場合とでは手術後の様子が全く違いますし、手術後の痛みによる病院に対する余計な恐怖心を動物に与えることもありません。

これからの時代、動物の痛み管理も必須のものと言えます。是非、手術を受ける際の参考にして下さい。


出張手術(猫の尿道閉塞)

今日は午前の診察終了後、午後から守山区にある小幡緑地どうぶつ病院に外科手術の出張依頼を受けて行ってきました。(今回は助手として参加しました。)
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重度の尿道閉塞の猫さんで、手術による尿道出口の切除が避けられない状況になった子です。
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無事、会陰尿道路の手術が完了し、あとは腎不全状態から脱出できるかが問題です。
尿道閉塞は死に至る恐ろしい病気です。オス猫でトイレの様子に異常を感じたら絶対に様子を見てはいけません。
できるだけ早く病院に連れてきて下さい。

ここで、猫を飼う上でのポイントです。

飼育匹数プラス1個のトイレを用意すること。

これは必ず実施しましょう。(1匹なら2つ、2匹なら3つ、3匹なら4つ、・・・)
猫は他の猫や自分が排泄したトイレを好みません。我慢してしまいます。24時間トイレを監視するわけにもいきませんから、空きのトイレを作っておいてあげる必要があるのです。

これから寒くなると人間同様、猫さんもトイレがおっくうになり、尿路系のトラブルが頻発する季節となります。
愛猫のトラブルを未然に防ぐことができるよう、今一度飼育環境を点検してみましょう。